「結納返し」はどうしたらいいの
九州の結納返し 女性は男性を立てて、控えめに
何を贈るの
関西の一部地方など結納返しを行わない地域もありますが、福岡をはじめとした九州各県では、結納をいただかれた女性側は返礼として「結納返し」を贈ります。
関東の結納事情とは異なり、九州では女性側は控えめに一歩引くという考え方をします。
そのため女性側から贈る結納返しは、男性側より贈る品目が多く豪華にならないように、結納返し料である「袴料」と「熨斗」「末広」の三品目にするのが一般的です。関東では結納返しにも目録をつけることが多いようですが、九州では結納返しに目録はつけません。
また袴料などの現金の代わりに、スーツや時計などの品物を贈ることもあります。その場合でも熨斗紙に水引をかけて贈るようにします。
九州の結納返しは緑、青色でつくられる
男性側の結納品は赤色系の毛氈や和紙でつくられるのに対して、女性側からの結納返しは緑(青)色系になります。日本は古来より、色に格式の序列と慶弔の区分を持たせていて、色は格式の高い順から、「金・銀色、紫色、赤色、藍色、緑(青)色、黄色、黒色」になります。男性側からの結納品が赤色系であるため、女性側の結納返しは格式を下げて緑色になります。
結納返し料はいくら?
男性側の地域に合わせて返礼を
結納返し料は日本の地方によって様々です。関西の一部地域のように、結納返しがない地方から、関東のように半返しの地域まであります
九州の結納返し料は結納金の10~20%程度が一般的で、10万円前後をお返しすることが多いようです。
男性側が九州の場合は先の通りですが、他の地域の場合はあらかじめ結納の前に、結納返しについて男性側と相談しておくのがいいかもしれません。
いつ贈ればいいの
結納金が分からない場合は、日を改めて
関東地方はお互いが同時に結納品を交換し合いますが、九州では同時か日を改めて贈ります。仲人さんがいないため、男性側からの結納金の金額が分からない場合は、日を改める方が良いかもしれません。
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