結納品の選び方 ~九州の結納品~
結納品は贈る人が住んでいる地域、または贈る方の出身地に合わせて選びます。例えば東京に住んでいても、九州出身であれば、東京か九州の結納品を贈るようにします。現在は形式にこだわらない結納が増えてきましたが、本来、結納品には地域の特色があって、全国一様なものではありません。結納品は大きく分けて、関東から北海道までの「東日本の結納」、関西地方をはじめ中国、四国地方を含めた「西日本の結納」、そして「九州の結納」と地域ごとに3つに分けることができます。中部地方は西日本の結納に分類することができ、愛知、岐阜などは取り分け豪華で、呉服細工の結納品を贈る習慣もあります。
今回は九州の結納品についてご説明いたします。
九州地方の結納も西日本の結納と大筋同じですが、九州では結納品としてお茶を贈る風習があります。お茶をいただかれた女性側の家では、「お茶びらき」といって、親戚や親しい友人や近所の方々に婚約の報告もかねてお茶を振る舞います。女性から男性への結納返しは、日をあらためて後日行われます。なお結納品のお酒については、柳樽料として金封をお渡しするよりも、清酒の現物をお渡しします。
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